もっといい音で音楽を聞きたい欲求が高まってしまい、通勤&社内で使うiPhone3GS+Triple.fi 10をさらに音質向上してみたいということでポータブルヘッドホンアンプなるものに手を出してみることにしました。
iPod/iPhoneと高級イヤホンの普及に伴い、ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)といわれる機器も以前に比べて製品が増えてきたのかオーディオ関係のサイトで名前を見かける事は増えてきたように思います。
ポータブルヘッドホンアンプってなにという人もまだまだ多いと思いますが、わかりやすく言うと、コストやサイズ制限のあるiPodの中のアンプとボリューム回路を使わずに、外付けにして高音質化したり、実はきちんと鳴らすのが大変なオーバーヘッドのヘッドホンを使うためのものです。一体型のステレオと、セパレートのオーディオコンポの違いと言ってもいいかも。
まず、格安で話題になったFiio E1というのを見かけたので買ってみました。
iPodのDockケーブル+リモコンという形状です。リモコンの反対側にイヤホンを挿します。ケーブルは80cm。Dockコネクタ側に回路が仕込まれているため、ちょっとコネクタが大きく、ケースを付けている人は装着できるか注意が必要です。
実際にiPhone3GS+Triple.Fi 10で聴いてみたんですが、音質的には若干違う位かなーと思う程度です。ヘッドホンユーザー2人に自分のと組み合わせてちょっと聴いてもらったんですが、低音の聞こえ方は確かに違うものの、わかりやすく差が出るわけではないというところでした。高インピーダンスのヘッドホンを使っている人向けかもしれません。リモコンだと思っても便利ですしね。
あとはユーザーの方が皆さん口を揃えて言われている点ですが、リモコンが...付け外しの時にどうしてもボタンに触ってしまいます。どういう設計だこれw
さて、どうせなら行けるところまで行ってみようと言う事で、丁度話題になっていたiBasso T3Dという入門用に良さそうなポタアンを一番円安だった時期に個人輸入してみました。購入は本国サイトからPaypal払いです。サイズはZIPPOライター位で、重量も28g程度と邪魔になりません。
こちらはリチウムポリマーバッテリーが内蔵されており、iPod側の電池を食うこともありません。公称38時間駆動という事ですが、プレイヤー側がそんなにもたない(^^;
ただ、電源切るとボリュームがリセットされてしまうため電源付けっぱなしにしていてもこれくらい長持ちしてくれると気になりません。
なお、こちらはiPod専用ではないので、iPodのドックコネクタからつなぐにはケーブルが必要です。今回はオヤイデのHPC-D3.5というケーブルをお試しで購入。ケーブルで結構音が変わるようなので色々情報集めをしてみたいですね。イヤホンはドックコネクタからのケーブルと同じ側に挿します。
えーと、本題に戻って音質ですがこちらは素に較べると明らかに違います。これははまる...確かに入門向けにはいいかもしれません。
なお、こちらも問題点がありまして、iPodなら影響を受けませんが、iPhoneと組み合わせる場合は本体から離しておく必要があります。くっつけて持ち歩いていたところ本体がシールドされていないためかなりノイズを拾っていました。まあ、前述のように小さくて軽いので困ることはありませんでしたけど。
個人的にはカスタムIEMと呼ばれる、ミュージシャンが使うような個人毎の耳型に併せたイヤホン(Triple.Fi 10を改造できます)が気になるところですが、そこまで手を出すのはまだ先かなー。
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