10月29日にイー・モバイルが国内の携帯電話(3G)キャリアとしては初めてのモバイルルーター PocketWiFi D25HWを発表しました。
これにあわせて発表当日の夜にブロガー向けの新商品体験イベントがありましたので、モバイルルーター使いとしては是非にと参加してきました。
今までUSBモデムを活発にリリースしていたイー・モバイルがサードパーティーのみリリースしていたモバイルルーターに先頭を切って参入した理由としては、ネットブック市場を抑えたので、これからはモバイルPC市場はもちろん,ゲーム機を先頭にWiFiに対応したポータブル家電の市場も一気に取り込んでしまおうというもくろみの様です。もしかしたらUSBもデムみたいにバンドルして割引販売もそのうち実施するのかな?
HW= HUAWEIというのはグローバルではメジャーなメーカーですので、このD25HWも既に海外(イギリス/香港/オーストラリア)でE5 / i-Moとして販売されているモデルですが、今回の日本投入にあたりイー・モバイルと共同でかなり変更を加えてきました。
・ステータス表示を4つのLEDからOLED(有機EL)による詳細表示に変更
・表面材料変更(表が銀色、裏が白で、結構綺麗でした)
・使いやすさを追求
同時に新しい料金コースも追加され、新しい通販番組風のCMも今日から流すそうです。(また料金コース増えるんですか?!)CMに出演されている 佐藤ありささんも登場してフォトセッション。
さて、一通りの質疑応答の後には別室にて実際にハンズオンと細かい技術的な質問が出来ました。
まず注目のサイズと重量ですが、見ての通りiPhoneとD02HWの中間くらいで1Phone3GSと同じくらいの薄さ。今まで使用していたPHS300とは比較にならない小ささです。重量も電池込みで80gなので、鞄に放り込んでおいても気になりません。今までのモバイルルーターはUSBモデムを接続するもので,サイズも大きくバッテリも二時間程度しか通信できないというものでしたが、このD25HWや競合にあたるMiFi(海外のみ)等の新世代モデルは一体化する事でサイズや通信時間が大幅に改良されています。小型化に伴う受信感度の低下も特にないという事でした。
ステータス表示部は写真だと3つしか出ていませんが、実際には左上から右回りに
・アンテナ
・WiFi接続状態
・3G接続状態
・電池
・接続クライアント台数(クライアントは5台まで同時接続できます)
・接続モード(Auto/Manual)
とかなり色々な状況が表示できます。
電池は筐体裏側目一杯サイズの薄いもの(3.7V 1500mAh)が内蔵されています。SIMは見ての通りバッテリ内側でした。
担当者に確認したところ追加バッテリも発売予定でセルはサンヨーかどこかの日本製、バッテリを膨張させやすいACアダプタ接続させたままの接続も一応テスト済みということでした(何やっても大丈夫という保証ではないそうです)
ACアダプタは5V 650mAで、USB規格の500mAを超える事から端子に細工かなにかがしてあって、PC-USBやサードパーティー製の外部バッテリ・ACアダプタと区別をするようになっています。
ACアダプタ接続時はバッテリーへの充電と3Gモデム通信への給電を同時に行いますが、それ以外のUSB接続の場合は3Gモデム通信への給電と無通信時のバッテリー充電を自動切り替えで行うそうです。
また、PCへのUSB接続の場合は充電/USBモデムとしての利用/microSDHCカードリーダー(~16GB)としても利用できます。
連続通信時間は4時間とこの種のモデルとしてはかなり長く,無通信時の待機時間は100時間(WiFiも接続されていない場合)もあるとのこと。クライアントが一台も接続されていないとWiFiもタイマーでオフになり、サイドのボタンを押すと復帰するそうなので、PCをスリープさせて鞄に放り込むだけでOKってことですね。
設定はモバイルルーターとしては当然Web経由です。クライアント間の通信を許可する/しない というプライバシーセパレーター機能も付いています。
私は現在電話契約でWindowsMobileスマートフォンのS11HTを利用していますが電話契約とモデム契約は別建ての為,同一契約での機器買い増しは出来ないという事でした。ほとんどD02HWにSIMを挿してモデムとしてしか使用していないのであと9ヶ月残っている契約を解除料を支払って解約、11月18日の発売後にD25HWを新規契約しようと思っています。
S11HTとPHS300は売り飛ばすか(苦笑)
おまけ:会場隅にNikon UPはっけーん。自分のじゃありません。ちゃんと正式な接続確認済機器の一覧に記載されてました!
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