親が使う居間の再生機にAppleTVを使っていたのですが、いくつか問題があったので代替を検討しました。
- すぐオーバーヒートするので小型の卓上扇風機で冷やしており、まとめて強制電源断するから壊れる可能性も高い
- 実は最近稼働率が低い
- YoutubeとかVideo,Photoの機能はあまり使ってない
- ファームウェアのバージョンアップでメニューが使いにくくなった
代替機の条件は以下の通り
- 外部のアンプにつなげられる事
- TVにメニュー画面を表示してリモコン操作できる事
- iPod Classic160GBが余っているので、とりあえずこれを利用
- 安いこと
S端子出力というのが気に食わなくて更に捜索範囲を広げたところDLO社の最新版HomeDock HDがHDMI出力のHD対応で日本語表示もOKなので、こちらの方が良さそうです。ただし、定価$249、実売で$150-$200というお値段や、Amazon.comの評価が品質についてとてつもなく悪い為、正規輸入されていないため外れクジを引くと目も当てられないのでHD版は諦めました。
HomeDock Deluxeのレビューはこちらのページが詳しいので是非ご覧下さい。私も同じ感想でした。GUI画面の画質は汚いものの、何とか実用になるのでOKということにしました。後は親父に使い方を覚えてもらわないと…。
AppleTVの後継機を出さないなら、Appleが同じ事をiPodとの組み合わせで実現できるDockを出してくれても良いと思うんですけどねえ。
AppleTV(HDD故障で以前に120GBに交換済)はとりあえず私の部屋に引っ張り込み、AirMac Express with AirTunes(こちらも熱による故障が発生する機材ですね。既に二台目です)の代わりをしてもらうことにしました。Expressは持ち歩き用にするかな?
冷却必須で小型とはいえ常に扇風機を回すのもうるさいし、風量過多なのも確かなので扇風機無しで動かしてみようとその辺に転がってたIntel CPU用のヒートシンクとか、HDD用のヒートシンクを載せて放熱面積を増やしてみましたがヒートシンクも触れないような温度にまで過熱するだけで、熱暴走は止まりません(涙
屋根裏を漁ってみたところ、20年モノの安定化電源(電圧可変)を発掘したので、これにPC用の汎用ファンをつなぐことにしました。筐体サイズが20cm角なので18cmファンがよかったのですが、このサイズにはファンガードが存在しないようなので一回り小さいCOOLER MASTERの14cmファン(透明)と金属メッシュ状のファンガード(ZAWARD FGA140)を購入。デコレーション用のファンの青LEDがウルサイのでニッパーで配線を切断しました。あとは少し浮かせる為にファンの四隅に家具のキズ防止のフェルトを切って貼付け。
定格で回転数1,000rpmでしたが、ちょっと暖かくなる位ですみましたし、かなり静かなので電圧は12Vそのままにしました。
某所にもAppleTVが稼働していますが、これは個体差なのかなんとかそのままで動いているので、一応存続させることにします。HomeDock Deluxeをもう一セット買ったので、一応置いておきますけどね。
追記:安定稼働することが確認できたため、電子部品屋で12VのACアダプタとこれにあうジャックを購入、ファンの変換ケーブルから部品取りしてハンダ付け絶縁してケーブルを作りました。
AppleTVは、内部の熱伝導用シリコンゴムの劣化による熱伝導率の低下が大きく、
また、筺体を樹脂で覆うという素晴らしい設計のために
(1)熱暴走
(2)電源の2次側電解コンデンサが周囲の熱で容量低下加速とリップル増加による
コンデンサの自己発熱増加
の2つが主原因で熱暴走(ノイズでロック)します。
電源の2次側低ESRコンデンサを交換、熱伝導シリコンを銅板等に交換、ケースの
樹脂をはがす。
の対策を行うと、普通に動作するようになりますよ。
投稿情報: dai5 | 2009/07/30 22:02
[いいですね] あ、あいかわらずこういうのにお詳しい…
どっかで基盤流用できるオーディオ向けのケースでも作ってくれれば良いのになー、LINNのDSシリーズみたいにネットワーク向けの機材も出始めてるんだから
投稿情報: Kariya | 2009/07/31 13:52
多分、デザインやコストの問題が、故障率やマージンに優先しているのでしょうね。
品質とコストのバランス点がわたしたちの考える所より、よりコスト側に傾いているだけなんだと思います。
投稿情報: dai5 | 2009/08/02 14:46