1週間前に地震予知? ネットの警告、伊当局が事前削除
阿部勝征・東大名誉教授(地震学)の話 ラドンと地震の関係は昔から指摘されており、阪神大震災の後にも同じような話が出ていた。だが、電波の異常や地震雲と同様にメカニズムが解明されていない。偶然、当たることがあるかもしれないが、実証性に疑問がある。ラドンの放出量に変化があれば、必ずそこで地震が起こるという明確な関係がなければ役に立たない。
遡って事例を確認したところそれなりに関連性が見られたという地震の兆候(一般に公開はしていない事例)について細かい話を聞いた事がありますが、そのデータを気象庁に提出したところ「確実でなければ何の意味もない」と門前払いをした(日時と規模と場所が明確じゃないといけないんだそうで)ので自分たちだけで活用するという方針になったということでした。
いくら相手が社会的、経済的に超多大なる影響がある問題だからといって、自然現象を調査するのにある一つの手法毎に100%の確実性しか受け入れられないようであれば地震予知という分野は進歩がないと考えます(実際に進歩があるように見えませんが)。メカニズムが解明されていないなら、色々な情報を一箇所で集めて総合的に検討、調査する事だって出来るはずですが、門前払いしかしないのであれば0と言う結果しか出ません。そうこうしているうちにあちこちで地震が起きてるんですが、自然現象だから仕方ないってことなんですかね。
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